あいすくりーむ

どこまでも

 

私を愛してくれそうなあなたが好きだった。

 

果てまでも一緒についてきてくれそうで

 

甘くてゆるくて脆い。

 

「他の男のこと考えながら、よく一緒にいられるよね〜」

 

もし私が普通の女の子なら

 

きっとどこまでもこの道を歩こうとはしないのかな。

 

もし私が「待ってるね」と言ったのが

 

彼じゃなくても

 

明日も目覚ましが鳴るのかな。

 

明日が来るのが怖いと言ったら

 

あなたはどんな顔をするのかな。

 

受け止めてくれる?

 

どうなんだろうなあ。

 

今日もオレンジジュースが美味しくて

 

恋人の顔がやわらかくて

 

私は「いつもどおり」

を選ぶことにする。

 

明日がくるのはまだ怖いから、目覚ましはかけないし

 

朝目が覚めたらちょっとがっかり。

 

このままでいいんだよ。

 

そんな日があってもいいんだよ。

 

そんなふうに

あいすくりーむが優しくとけた。

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ふたり